飛行機が落ちて、救命胴着も非常食も全部他の人にあげて、それでも、最後に一人生き残ってしまうような気がする、どうしよう。
二十歳頃、深刻な悩みでした。
みんなに笑われたけど。
でも今日、あながち的外れではないなと思って、しばらくインナーチャイルドに確認してみました。
どうして生き残るのが嫌なんだろう?
若い頃はただ、早く人生終わらないかなと思っていたので(生きているのはなんだか義務ばかり…)、それ以上は考えなかったのですが、早く死にたいという感覚が抜けて随分になります。(まあこの3年は別として。でもこの3年も死ぬ気はなかったし…。)
さびしい。
靭いことがさびしい。
ああ、そうか。
途中で投げ出したり、見えない振りをしたり、幻想に溺れたりすることは、わたしには出来ない。
誰に何をあげても、どんなにエネルギーを分けても、わたしは死なない。
みんなが先に死んでいく。
わたしは強くはないけれど、むしろ脆いほうだと思うし、体力もないけど、曲がっても折れない靭さやしなやかさがあって、これはわたしの基本特性だから失いようがない。
恐怖の中でも、限界領域でも、苦難の最中でも、きっと生き延びてしまう気がする。
でも強いわけじゃないから、その間はものすごく大変。
…ってようするに、今そのままじゃないですか?
最近見た夢でも、寒冷化が進む地球でシェルターに入らないほうを選んだなあ。でもきっと生き延びるんですよ。どうにかして。
みんな早くあきらめすぎだよ。もっと粘ろうよ。
と、言いたいけど、こればかりはその人その人の特性だから、強い人も、弱い人も、優しい人も、激しい人もいる。
それはどうしようもないこと。
人と人が違っていることがさびしい。
同じものになれないことがさびしい。
同じ思いを抱けないことがさびしい。
ああ、困った。
靭いねえと誉めて、認めてしまうしかない(笑)
両親の基本特性は優しい臆病者(弱虫)×陽気な卑怯者(嘘つき)。
嫌いなだけだったら忘れられたのに。
憎悪だけだったら捨てられたのに。
今頃、清々していただろうに。
それでも好きだったから混線してぐちゃぐちゃになっちゃったんだ。
どこかで好きな気持ちを落としてくれば楽だったのに。
どこかで嫌なことを忘れてしまえば楽だったのに。
なまじ靭かったから全部持ってきてしまった。
なんだ。ネグレクトやDVやアルコール依存の問題じゃないんだ。
わたしの個性の問題なんだ。
あとはわたしがわたしと仲良くするだけでいいんだ。
…大変だよう。
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