「得られなかった体験は取り戻せる」と体験系のセラピーでは言います。
グループワークの中で、過去に親からもらえなかった言葉やぬくもりを感じて満たされていく人もたくさんいる。
けれどもそれはニセモノだ、いらないと考える人もいる。
まさにわたしが後者の一人でした。
どうしてなんでしょうか。
3つの要素が絡んでいます。
今まで習ってきたことと、HITキャラクトロジー®が結びついてようやく言葉になったのでシェアしますね。
①3歳以前の誤解・・・触れ合いそのものが気持ち悪い、と感じる場合
②ニーズの誤解・・・だって貰いたいのはあなたからじゃない、お父さん、お母さんから貰いたい、と感じる場合
③権威の課題・・・わたしの人生はどうにもならない、自分のものだとは思えないと感じる場合
①3歳以前の誤解・・・触れ合いそのものが気持ち悪い、と感じる場合
「得られなかった体験は取り戻せる」
この言葉には短く纏めたことによって抜け落ちてしまった、大切な一節があります。
「(感情でも体感でも欲しかったのに)得られなかった体験は取り戻せる」
お母さんからもらいたかった、お父さんからもらいたかった、だけどもらえなかったと、
体験者が頭で理解できていること(抱っこや慰撫、励ましや肯定、愛の言葉)は、取り戻せる。
「(体感で欲しいと思わずに感情で欲しかった)得られなかった体験は取り戻せ(ない)」
3歳くらいまでに、親的な存在との心の接触体験が少なかったり、権威者との接触体験が危険だったりした場合には、ハグや目線をかわすという「人との接触体験」そのものを理解していく必要がある。
愛が欲しくても、愛の表現がどんなものかわからないなら、一生これじゃない、といい続けてしまうだけ。
感情と体感が結びついて初めて、欲しい感情と得る体験が結びつく。
だからまず、赤ちゃんが世界に出会っていくように感情と体感を繋げていかなくてはいけない。
新しい体験を積み重ねていかなくてはいけない。
これは何かな? どんなものかな? 何を感じるのかな?
この過程を抜かして「人との間で触れ合いを体験してみない?」といわれると、恐怖と違和感、気持ち悪さで、形だけなぞりながら、意識は身体の外に逃げていってしまいます。
触れ合うことのなんだかわからない気持ち悪さがスキゾイドの防衛反応なんだ、と判ってからは、わたしも今反応しているんだな~~と理解して、触れ合うことを選択(ハイヤースキゾ)するようになりました。そうしたらほっと安心する感じとか、暖かさとかが受け取れるようになりました。
心理的なサポートは3歳くらいから上の年齢、頭が動くようになってからを対象としているので、3歳以下の体の拒否反応へのサポートが抜けやすいのだと思います。
赤ちゃんのサポートや育児書にはそのあたりが詳しいでしょうが、大人はそれだけでは物足りない。体感だけじゃなく、気持ちも思考も大切だもの。
いろんな心理学やハコミ系セラピー、HITキャラクトロジー®を知って、ようやくどうしてかつての自分がハグや繋がりを受け取れなかったのか、理解できました。
他人からすすめられたことを良いことのはず、と受け入れて感謝(マスク)しなくて良かった。
嫌だと言い続けていて良かった。迷子にならなくてすんだ。
誰にもわかってもらえないー、居場所がないー(ロウアースキゾ)には散々はまったけど。
でも実は、得られなかった体験や新しい体験をしただけでは、現実は変わらないんです。
誰かにしてもらいたい、と本当に欲しいことは、実は違っていて、
セッションやワークショップで癒されても、嫌な人は現実に現れるし、怖いことも起きてくる。
長くなったので続けます。
コメント
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突然の訪問、失礼いたします。
私はこちら⇒b–n.net
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