27.一歳半は人見知り

緊張し過ぎるんですよ、どうしたらいいんでしょう?

すてきな結婚式だったのに、緊張し過ぎて疲れ果てたことを郁恵さんに訴えました。

たくさん知らない人がいると、むき出しの神経で全員の気配を感じ取ろうとしてしまうこと。

彼らが喜んでいるのはわかっても、わたしはその思いを共有できないこと。

公式の場じゃなくても、私的な場でも、自然な感情を表現する術を思いつけなくて、全体のリズムに合わせようと忙しいこと。

自分の感覚は捨てられないから、わたしはこう感じるよと言いたいけれども、違う感じ方をするんだよと言っただけで、えてして個人攻撃だと思われやすいこと。

過剰に周囲に目を凝らしているから、人の荒廃や悪意がダイレクトに伝わって消耗してしまうこと。

誰かのために場を整えようと思っているのではなくて、誰にもかえりみられず、いつ紛争が勃発するかわからなかった過去の体験から習慣になってしまって過剰に警戒してしまうこと。

共感してもらったことがないから、何をどうしたら、自分らしさが体や表情に出るのか、さっぱりわからないこと。

空気は読めるけど、自分は同意していないことが多いので、合わせようとすると酷く苦しいこと。

安心したい。
緊張をほぐしたい。
侵略されないようにしたい。

でも一体何をどうしたらいいの?

二人ともいい案が浮かばなくて、トイレ休憩をしました。

その直後、ふっとその緊張感を肩代わりしてもらいたくなりました。

郁恵さんにわたしの背後から、両肩を斜め内側にぎゅうっと押し込んで貰いました。

わたしが感じていた力の代行というには、全然力が足りません。
もっと、もっととお願いして、これ以上は不可能というところまで押し込んで貰っても、わたしの感覚の1/3にも達しません。

ものすごい負荷が掛かっているんだな。
これじゃあ、くつろいだり楽しんだり安心したりするのは、無理に決まっているじゃん。

そう話し合った途端に、わたしの肩の力が抜けました。
更に、全身の力を抜いて、上から押しつぶして貰いました。
石臼が背中に乗っている感じです。
わたしは外からの刺激を受け止めようとして、ぺしゃんこになっているのです。

くつろげないのは当然です。
伸びをしてみました。
楽になりました。

シーソーのイメージが浮かびました。
人の気配(意識された感情のことではありません。その方面はさっぱりわかりません)を無視するのはわたしには無理です。
自分では意識しない破綻や餓えや苦しみを振りまいている人にあったら、やっぱり圧力に負けて、感じてしまうでしょう。

でも、押し戻しちゃえ!!
人のことなんか、知ったことか。

そんな言葉が浮かんできました。

わたしはわたしの面倒を見る。
みんな自分の面倒は自分で見て。
それが当然でしょ。

場のリズムが崩れたって、知ったことか。
わたしはわたしをたのしませる。後のことなんか知らない。

わたしは人見知りしていい。
過敏でいい。
他人に合わせなくていい。

同じように感じる人同士なら、出来て当たり前なのかもしれないけど、石臼や全身全霊の力の三倍以上の負荷を感じてまで、無理にやることじゃない。

ああ、すっきりした。

無理はしない。
ブラックホールはシーソーで押し戻す。
この二点を守れば、シールド張れるようになるんじゃないのかな~。

インナーチャイルドの精神年齢は、やっと一歳半くらいになってきました。
この年代なら、人見知りしたって当然だよね(^_^)/

コメント