46.淋しいってどんな感じ?

四国地方入梅だそうです。
雨と同時に梅雨入り宣言が出るなんて珍しい…。
というか、こんなに雨が降るのも珍しい。

雨の前のきゅうりの花

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お天気のせいではないでしょうが、最近立て続けに人を泣かせてます。

元部下とか、ミーティングのメンバーとか。
一人では泣けないこともあるから、悲しみを発揮できるよう寄り添えたのは嬉しいけど、いずれは喜びのサポートができるといいな。

今の野望。

元部下は、わたしの帰りを待っていてくれたようで(というか休職していた二年間に人間関係でいろいろと悩みが生じたらしい)、部署が違ってしまったことを嘆いていました。
でもこればっかりは、上層部の判断だからね…。

いろいろと話を聞いている間にびっくりしたこと。
10年間、食事をともにしている人が、自慢話と人の悪口しか言わないのを聞くのが耐えられなくなって最近は別々に昼食を取っているのだとか。

10年もよく付き合ったよ!!

普通の人…というのは語弊(御幣が先に出た。めでたそうw)があるかもしれませんが、家庭に問題がなく(←その人の主観。ただ聞いていいてもそうなんだろうなあと思わせるほんわかした方)育った人でも、いろいろと、自分に過酷な癖を身につけてしまうものなんですね。

もちろん悩みの種はそれだけではありませんでしたが。
自分に優しく…というのは、結構難しいことなのかもしれないとしみじみしてしまいました。

クローズドのメンバーのことは守秘義務があるので語れませんが、二人ともに共通して感じたのは、一人では淋しすぎるという思い。
無理してでも、誰かと繋がりたいという衝動。

一人って淋しいですか?

一人では不便なことはいろいろと思いつくのですが、
集団行動が難しい・二人組みを作る時に仲間がいない・情報が届かない・集団から外れると槍玉にあげられやすい(イジメ)などなど…。

しんどいなあと思ったことは多々あるけど、一人が淋しいと思ったことはないんです。
一人遊び大好きっ子だったからかな…。

病のさなかに、誰でもいいから誰か助けてくれよと思ったことはありますが、同じ瞬間にそれは無理なことだとも思っていました。
助けるっていうのは、誰かわたしのかわりに生きてくれって言うようなものだから。
どんなに誰かが付き添ってくれても絶対に満足しない。
わたしがほしかったのは、生きる権利や義務からの永遠の解放だったから。
(自殺をまったく考えなかったのは、人それぞれ違いはあるでしょうが、わたしは同じ課題を二度と繰り返したくないと確信していたからです。生まれ変わりがもしあるとして、もう一度人間になる可能性があるとして、もう一度これをやるの!? 絶対に嫌!! せっかくここまでたどり着いたのに!!!)

「独りでいるのはさほど苦じゃなかった。
――子どものころや、君たちに会う前……
君もそうだったといいんだが……」
「苦だったが、いつまでも続くわけがないと思ってた」
「……わたしはいつまでも続くと思ったよ……」
         「星の歴史」『PALM』より

これはカーターとジェームズの会話。
カーターさんはそう言いながらも恋愛依存傾向があるので、実は淋しさを感じていたのかもしれません。

わたしもいつまでも続くと思っていたけど、それ自体は苦じゃなかったなあ。

存在することの淋しさは、自分と(ひいては世界と)繋がれないことだと思うのですが、それは誰かと繋がることでは解消できないものだとも思っていました。

他人と繋がりたいって、どんな気持ちなんだろう…?

もちろん孤立して生きたいと願っているわけではないし、そういう生き方をしているわけでもありませんが、他人に期待するものがもしかしたら少ない方なのかもしれません。

淋しさについて、よかったら教えてください。

今はね。
自分に寄り添える喜びを味わっています。

存在することの淋しさって、頭の暴走だったのね、自分の足の下から上がってくる感覚に繋がったら、消えてしまったよ( ^ ^ゞ

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