ワークショップメンバーの一人と組んで、お互いにワーカー(クライアントみたいなもの)、アコンパニスト(セラピストみたいなもの)を体験しました。
リコミのアコンパニストは、セラピストとは違います。
指導するわけではなく、正しいあり方に導くわけでもなく、ただワーカーさんの今の感覚に寄り添っていく。
人に泣かれたことはたくさんあるけど、その人の苦しさがほどけて全身の喜びになるまで寄り添えたのは、初めての体験。
なんだか幸せだなあと、しみじみ感じました。
幸せだし、そんな瞬間に立ち会わせてもらえるなんてありがたいなあ。
すべてはワーカーさんの中から生まれてきます。
わたしに何かをする力があるわけではありません。
でも一人ではできないこと、それが二人の間で生まれてくる…。
お産婆さんをしてもらった、と組んだ相手の方が言ってくれました。
最高の賛辞だなあ…。
正直、ワーカーさんがすごかっただけで、わたしには何の力もないんだけど、リコミってなんだよ?って方が相手でも、しっかり寄り添えるよう、どんどん勉強していきたいです。
逆にワーカーをやった時には、凄まじい予期不安のパニックが出ていたので(心臓の激しい鼓動、起こるであろう状態の先取り体感、不安などなど…)どうなることかと思いましたが、寄り添ってもらうなかで、全部静まっていきました。
要所要所でさりげない言葉かけをもらったり、ただ本気で納得できるまで、あるいは何かが生まれてくるまで寄り添って待って貰えると、一人ではけして抜け出せないところから出てこれる。
自分の頭では思いつかないようなものが、ふわりと生まれてくる。
リコミの凄さは、なにもかもが自分の中から出てくるということ。
どんな力のある先生やカウンセラーに付いたとしても、苦しさからは抜け出せても、自分に対する肯定感や自信は出てきませんでした。
施術が終わってしばらくすると、やっぱり同じ悩みが戻ってきたりする。また正しいあり方を教えてもらいに行かなきゃいけなかったりする。
でも、リコミだと後戻りがないんですよね~。
上から引き上げてもらうんじゃなくて、下の方から勝手に湧き上がってきたものだから。
それぞれの人に向いたやり方があるんだと思うのですが、わたしはこれがとても好きです。
どんどん学んで深めていきたいなあ、だって嬉しいんだもん、とあらためて感じた2日間でした。
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