仕事帰りの雲井の月
今日は少しやばかったです。
「わたしが忘れてしまっても、わたしがあなたを愛していることを、覚えておいてね。」
というのは、『静かなアリス』という新刊の帯。
若年性アルツハイマーの大学教授の感動の物語らしいのですが、見たとたんに、ぐわんと腹の底からこみ上げる憤怒が。
久々にキタ―( ^ ^ゞ
愛情があれば、感動的な悲劇かもしれないが、愛情がなければただのスカトロな笑劇だよ。
とまあ、吐き捨てるような独白。
生々しい記憶の再現。
涙。
でもまあ、それだけなんだけど。
やっぱり世界は美しいし。
生き物は面白いし。
時々、北島マヤになります。
一言一句、すべての情景を再現できてしまいます。
記憶は面白いね。
普段はちっとも記憶力はよくないのに、時々さ迷って、ヘントウタイにたどり着けなかった部分だけ鮮やか。
フラッシュバックだとやっかいだけど、映画とか小説とか、甦って楽しいこともいっぱいあります。
でもまあ、悟ったようなことを言っていても時々逆襲が来るのも、らしくていいやね、と思ったり。
昼休みの海岸の風が気持ちよかったです。
残業帰りの月も。
もう、あれが全てじゃないから。
朝、石灯籠の下で爆睡していたご近所猫。
ほっそいな~。
昨日見た暴れん坊将軍の寝姿は、羽毛布団のようだったけどw
コメント