57.時には嵐

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仕事帰りの雲井の月

今日は少しやばかったです。

「わたしが忘れてしまっても、わたしがあなたを愛していることを、覚えておいてね。」
というのは、『静かなアリス』という新刊の帯。
若年性アルツハイマーの大学教授の感動の物語らしいのですが、見たとたんに、ぐわんと腹の底からこみ上げる憤怒が。

久々にキタ―( ^ ^ゞ
愛情があれば、感動的な悲劇かもしれないが、愛情がなければただのスカトロな笑劇だよ。

とまあ、吐き捨てるような独白。
生々しい記憶の再現。
涙。

でもまあ、それだけなんだけど。

やっぱり世界は美しいし。
生き物は面白いし。

時々、北島マヤになります。
一言一句、すべての情景を再現できてしまいます。
記憶は面白いね。

普段はちっとも記憶力はよくないのに、時々さ迷って、ヘントウタイにたどり着けなかった部分だけ鮮やか。

フラッシュバックだとやっかいだけど、映画とか小説とか、甦って楽しいこともいっぱいあります。

でもまあ、悟ったようなことを言っていても時々逆襲が来るのも、らしくていいやね、と思ったり。

昼休みの海岸の風が気持ちよかったです。
残業帰りの月も。

もう、あれが全てじゃないから。

朝、石灯籠の下で爆睡していたご近所猫。
ほっそいな~。
昨日見た暴れん坊将軍の寝姿は、羽毛布団のようだったけどw

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