0歳児からの身体の記憶をリリースする②

チヨミトラウマヒーリングワークショップに参加しました。

トラウマヒーリングワークショップ
これは、そのワークショップの中で自分におきたことの記録②です。
0歳児からの身体の記憶をリリースする① → こちら


最初にあふれたのは涙と声だった


「何もしなくていいの。ただ身体がしたいようにしてみて」
チヨミが側に来てそう言いました。
まずは身体のしたいようにしてみて、との誘導の中で、何度も何度も押し寄せる波のように涙があふれてきました。

ひとつの波がおさまると、
「休憩して」と声がかかります。

「深く息を身体に入れて」
あふれる時と鎮まる時があり、それぞれの波に違った感触がある。

そのうちに、声か音を出してみて、とチヨミに促されました。

チャレンジします。
出てきたのは赤ん坊の泣き声でした。

ああ、これがわたしが封印していたものなのだな、と冷静に観察している自分もいます。

フラストレーションや怒りや、形にならないいろいろな感情があふれていくのを感じます。
お前は泣かない子どもだった、という親の言もふっと思い出します。

感情の波は何度も何度も身体を通り過ぎていきます。声が激しくなり、止み、また激しくなる。その時々に違う何かが流れ出していく。

ひとしきり涙と声があふれた後で、チヨミが目の前にひかれた布団に移れるか、と尋ねます。

蒲団は1mほど先にひかれています。
あそこでワークをするんだな、と理解して、はい、とわたしは答えました。

そのまま椅子から立ち上がり前に進もうとします。
ところがその途端に腰が抜けました。
いきなりその場に崩れ落ちます。

いったい何が起きた!?

冷静に、0歳児だから歩けないんだね、と理解している部分もあるのですが、身体がこんなに反応することに驚きっぱなしです。

「そのままで大丈夫。時間を掛けて」
チヨミがそっと声を掛けてきます。

驚きが抜けてから蒲団に近づこうとするのですが、本当に足が動かせない。
腕の力だけで這い寄ります。蒲団にうつ伏せ。ぜーはー。

「仰向けになれますか?」

・・・楽勝だと思うのに、腰から下が動かせなくて助けが必要でした。

ようやく仰向けになった時、さらにチヨミが聞いてきます。
「今何を感じていますか?」
「手が震えています」
「それはどんな感情ですか?」
「怒りです」
・・・これまでのセッションやワークのおかげで、ガタガタ震えるこの感覚が怒りだと知っています。
でもなぜこんなにも反応しているのかはよくわかりません。

「動かしてみて」
腕を蒲団に叩きつけて動かしているうちに、爆発的な怒りがこみ上げてきました。
願いがあふれてきます。
多分赤ちゃんの時には自覚することもできずに眠らせてきた願い。

「帰りたい」
「どこへ?」
「育ての親の家。ここはわたしの家じゃない」

どういうことかとチヨミが初めてシチュエーションについて尋ねてきました。

続きます。

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