満たされた心に不安は宿らない

先週末、集団の中でファシリテートをする機会がありました。
いつもファシリテートに臨むと、私の中に不安や凍りつきが起きます。
自分は平静なつもりでも、身体が固まって息が浅いことがよくあります。(リジットディフェンスをするので、外見からはそう見えないことも多いようですが。スキゾイドなのでそもそも人の集団が怖いのです。オーラルもあるので、わたしにできるかしら?にもよく入ります)

ところがところが。
今回は終始柔らかく解れた身体と気持ちで、ファシリテートに臨むことができました。

なぜ?

前日夜、仔猫を友人と二人でお預かり(お泊り保育)していたからです。

わたしの胸元でこの上なく柔らかい存在が、安心しきって眠る。その喜び。
何の恐れもなく、人体をジャングルジムにして遊ぶ。その愛おしさ。
眠ってますクリックで拡大   手の上で眠るクリックで拡大

            人体ジャングルジム

Fulfillment 成就 達成 満ち溢れる

共にいるとわたしのハートの中が柔らかいピンクやイエローで埋め尽くされていきます。

ハートが満たされていると、不安や恐怖の入る隙間はないんですね。
知らなかった。びっくりです!!
ファシリテートをしながら、ただただ相手をホールドする気持ちがあふれてきます。
周囲の仲間から貰えるサポートもただ信じている。

その状態でのファシリテートは、相手をコントロールする方向ではなく、リードする方向に向かいました。
つまりあそこにあなたの辿り着きたい星があるよね、とは意識しているのですが、こっちだよとぐいっと手を引っ張ったり、早くおいでよと相手を急かすのではなく、ひとつひとつの揺らめきを共に体験する方向に向かう。
そうしながら通過地点の目印をそっと相手に差し出していく。
かつて体験したことのないような、オーラルのエッセンスに満ちた繊細な時間となりました。

今まで良かれと思ってしてきたこととの、質の違いを体感しています。
この体感はきっと忘れられない。

もちろん、いろいろな条件がかみ合った奇跡のような出来事で、いつもできることでもないのですが。
というか、いつもこれを目指すのもきっと違うんだな。
目指すなら、自分を満たすこと。
自分が満たされた状態ではじめてできる、純度の高いサポートがある。
大切な気付きとなりました。

●誰かをサポートしたいなら、まず自分を満たそう。
●あふれた愛は、相手を操作しない。

ps.この仔猫、これだけ人を信頼しきっていますが、ほんの数日前までは野良猫だったとのこと。
拾われた方によると、雨の中頼れるものは頭上の葉っぱだけと思って、人を寄せ付けなかったようです。
いつの間にか、人間大好きになり、現在はあたらしい家族と出会っています。

どこで癒しが起きるか、それが何を助けるのか、可能性は果てしない。

コメント