41.普通に見えます

好意的な言葉でした。

だのにフラッシュバックが起きました。

「普通」に見えるために、0歳児から努力してきた結果が、今の私。

家庭で何も起きていないように振舞い続けた結果。

「沈黙」「建前」だけが、美徳。

愛の反対は無関心。

私は透明人間でした。

声をかけても、返事もしなければ振り返りもしない母親。
飲んだくれて子供をなじり続ける父親。
毎日のバトル。仲裁。子供を置いて、逃げ出す母親。

誰も気付かない。気付かせてはいけない。
両親とも教師だから。

この何も起きていないふり、何も感じないふりはあまりに深く染み付いていて、自力回復は無理です。

そして普通の人が私を見て、どこがおかしいの?と感じるのも当然なのです。

そのために全精力を使い、自分を捨ててきたのですから。

今は我がままになるべく努力中。

いつかそのうち、夜明けがきます。

その日が楽しみです。

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