42.明け方の夢は悪夢だった。:夢十夜17

 嫌な夢。気持ち悪い夢。

 バンザイ!

 身売りする子どもの夢だけどね。
 私が兄
 弟がいる。弟には何も知らせたくない。
 親をなくして、頼るところもなくて、自ら身売りする子ども。

 なぜ女性でないのか…?
 リアルすぎるからでしょうきっと。

 私の記憶の光の部分に属する養い親の家で、小学校時代、男の子にセクハラされていたことを思い出しました。
 3つくらい年下。彼は心臓病で長期療養中。育ての親の実の孫。
 小学生の子どものすることだから、たいしたことじゃないんだけど、嫌で嫌で、でも誰にも言わなかった。

 私は孫じゃないし。(血縁自体ない)
 親は無関心だし。(父親が荒れていてそれどころではない)
 兄は…兄はどこにいたんだろう?
 日記のほとんどに出てこないけど、私には兄がいます。
 彼は中・高時代ぐれて友人宅を泊まり歩いていました。

 もしかしたら家にいたのかもしれません。
 でも彼は引きこもり、仲裁に行くのはなぜか私だった。

 彼は彼で暴力をふるわれていたみたいだから、タイミングがちがうのかな?

 そこら辺は闇の彼方です。
 
 光と闇の二色にきっぱりわかれた記憶は、じつはそれぞれに逆の要素を内包していて、けれども子どもの頭では、そのあいまいさを
消化し切れなくて、光と闇に分かれているのかもしれません。

 あるいは、闇の記憶は闇でしかなくて、ならば必然的に、光は光として守っておかないと生きていけなかったのかもしれません。

 しかし、夜が悪夢で昼も悪夢って、もしかして最悪? 

 私が大事に隠してきた宝物、どこにあるのか知らない宝物(夢十夜16)って、「感情」かな?

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