ふっと思いついて、夫と二人旅に出かけてきました。
嘘です(^_^.)
九州 沈堕の滝。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%88%E5%A0%95%E3%81%AE%E6%BB%9D
上記は沈堕発電所跡。
台風と台風の合間。
前日には阿蘇山が噴火。
雨の予報。
でもなんだかいい感じがしたんですよねー。
四国八幡浜から船で九州別府へ朝到着。
1泊3日です。
神社と滝と神楽の旅。
主たる目的地は高千穂地方。
でもふらふらするのが二人の定番。
初日は朝から、うのこの滝へ。
うのこの滝
小雨模様。
うのこは鵜の子でしょうか。でも鶯色が印象的。台風や大雨の影響で水量が多く、水は濁り気味。
ほんの少し歩きます。
四国の住民の目からすると、水量が異次元。
滝は雨乞いのためばかりじゃないのね・・・と呆然。
午後からは、晴れ。
高千穂地方に到着し、天岩戸神社の西本宮と東本宮を巡ります。
「神さまはすべて地上にいる時は人間です、天に昇って神となります」という宮司さんの言葉が新鮮。
西の地上の気配と、東の神聖さ。
あと、地形が不思議。川にかかる橋の大きさが不思議。
橋は地上と地上を繋ぐものだと思っていたけど、九州に来ると、空中回廊としか思えない。
断崖の上になだらかで広大な平野部が広がり、更にその上になだらかな勾配の山々が連なる。
そしてどこにいても聞こえてくる水の音。
父祖の地。
なんというか、足の裏から父性のエネルギーが満ちてくる。
ああ、これを体験してみたかったんだな。
早くに上陸したので、午後2時ごろに空き時間。
「通行止めで行けないんだ・・・」
と無念気にぼやく夫の背を押してみる。
「行けるとこまで行ってみない?」
そうしてたどり着いた常光寺の滝常光寺滝
すさまじい水量。
これは来て正解だよ、とそれぞれに堪能。
路のすぐそばにこれだけ大きな滝があるというのが不思議だ。地元の方にはあたりまえなんだろうけれど。
夜は高千穂神社すぐの宿へ。
観光用ではあれど、15組の地域が、365日担当しているという夜神楽は、おおどかなエネルギーと命があり、365日の奉納を受けている神社の境内は、とことん力強く。
翌日は、冒頭の沈堕の滝へ。
ここといい、沈堕といい、幾筋にも水が分かれてほとばしるのは、溶岩の一枚岩だからだそうです。
旅そのものには影響がなかったけれど、そこここに、噴火の証。
そうして臼杵から、八幡浜へ。
広さと大きさと、父性と柔らかさを堪能した九州探訪3日間でした。
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