24.FAP 1H 今日のは危険

進歩を褒められました。

ついでに何かあったら、予約なしに電話してくるように言われました。
↑これは、初めて。
そうとうやばいです。本当は。
でも実際は大丈夫です。
わたしには鉄壁の理性があるので。

次の予約日まで3週間ほどあります。
「何かってどういう場合ですか?」
「苦しくなったら」
「毎日、日中が悪夢状態ですよ。苦しいって言ったら毎日苦しい。だから大丈夫です。」
「ははは・・・そうだねえ、毎日かあ」
力のない同意。

まず最初
「どうですか~?」
と、のどかにはじまるのですが、もうその前からボロボロ泣いていたので、声を出すのが大変。
「…大変でした」

「どんな感じ?」
誰かが死ねと言っている
と、わたし。
「…いつから」
先生の声がマジになる。
産まれた時から

「…そうだね、産まれた時からね。そのとおりね」
先生のテンションが変わる。
「…問題は私自身がその通りだと、生きるに値しないと思ってしまっていること」

「わたしの世界はがらんどうの家族と壊れかけた四客の足、その上の机に、自力で得たものが載っています。前回、先生が足をぶった切ってそのまま、地に着地すれば、OKだったんですが、天地も前後左右もないところに、勾玉が寄り添った丸い形でがんばって浮いています。」
「ぶった切った…確かに」
「あれで楽になったんですよ。そしたら、奥からもっと怖いものが出てきた。
毎日、生きるに値しないという声が聞こえる。私自身がそう言っている。本当ならとっくに死んでます。でもわたしは山のように蓄えてきた財産(人間関係や知識)があるから、しない。
しないけど、必死に踏ん張っているだけでどこにもいけない。でもこれは進歩なんです」

 先生がちょっと黙った。
「どうしてそれが判るのかな…普通はそうは…」
「カンがいいから」
「カンというよりは…」
と、違うところで考え込む先生。

ちょっとおいて、
「よし、じゃあ取れるだけ取っていきますよ!」
といつもの掛け声。

「今どんな感じ?」
と聞かれて、
「なぜ生きているのか判らない」

「わたしの世界では子どもは親の役に立つもの。親が死んだのになぜ今生きているのか判らない」
「衝動は凄まじいです。本当に手首からのどもとまで切り裂きたい。でもしない。絶対にしない」

「今どんな感じ?」
と聞かれて、
「長い余生を送っていました。親と喧嘩した25の頃から、ACで斎藤先生のところに通ってAC問題が落ち着いた28の後、ものすごく幸福な余生を送ってきました。でもそれは親の死と共に終わったんです」

「わたしはいまだに自分の生が自分のものだとは思えない。なぜ、今生きる必要があるのか判らない」

で、冒頭のいきさつへ。

「まだたくさん残ってますね」
「そうね」
「ところで***ってなんですか?」
「怒りだよ」
「怒り…なんでそんなに怒っているんだろう?」
と、ぼんやり言うと
「当たり前じゃないですか!!」
と、力の入った返事が…。

…そうか、当たり前なのか。

で、今日のFAPはおしまい。しかし2H分くらいの濃縮され方だったわ。少々疲れました。珍しく。それに残っているしね。

で、破滅衝動を押さえ込んで3週間を送るわけです。

でも大丈夫。絶対にわたしはしない。ただ、消耗するの。
それだけ。

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