わかっていても動けない時に  ~子どものままでいたいという激しい衝動~

自立や自由に向かおうとしてもどうしても抵抗があって動けないことを恥ずかしく感じるときには、
苦しかった子ども時代を洗い出すだけではなく、
嬉しかった子ども時代を洗い出す必要があります。

子どもの頃に愛として体験したものを人生に求めて、
お父さんのような夫を求めたり、
お母さんのような妻を求めたりしてしまうことが、
今いるぬるま湯の苦しみ(喜び)から動けない原動力となっているからです。

あなたが愛と理解したものは何だったのでしょうか。
親は自身のイライラや怒りを感じたくないときに、駄々をこねる子どもに従ったり、自身の孤独に耐えられないときに過度に子どもを甘やかしたりします。
子どもにとっては快適なその状態は、親の罪悪感(自らのイライラや怒り、孤独を否定したこと)とセットになって成立しています。
大人になっても子どもはこの快適さを愛だと信じて求めてしまうのです。

あなたが不遇だと感じるその時に、
自らの自尊心についてワークした後に、
子どものままでいたいというその原動力をもう一度洗い出してみませんか?
あなたの幸せが配偶者や上司の混乱や罪悪感とセットになっている場所が見つかるかもしれません。

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