…昨年のいつ頃からでしょう。
「今日の散歩」で季節の花をUPしていくうちに、いつの間にか、花を嫌う気持ちが消えていました。
母が子供の食事の世話は忘れても、花の水やりはけして忘れない人だったので、わたしは花が嫌いでした。
「だって花は枯れてしまうでしょう」
と無邪気に語る母でした。
じゃあ、子供は死なないの!?
と、言えない言葉を飲み込んでいました。
責めるには、状況が悪すぎました。
母は父親のアルコール問題で手一杯でした。
いじめられた子供が小動物にあたるように、わたしは花を嫌っていました。
見るだけで、なんとも言えない嫌な気持ちがこみあげてくるのです。
特に手のかかる園芸種には。
雑草や、木の花は平気なのですが。
でも花は、ただ花でした。
手入れされた庭は綺麗でした。
犬とともにゆっくりとあたりを見回しながら、いつの間にか花を見るのに慣れてきました。
綺麗だなと思えるようになってきました。
やっぱり雑草と言われるような生命力のある草花のほうが好きですけど(生きる力があふれているような気がして)、それぞれの色や形を写しとる工夫を凝らすようになってきました。
今では好奇心いっぱいで写真を撮っています。
未知の世界は面白いです。
育てたいとは思わないけど…。
コメント