42.身体の反応の変容

10月にしたのと同じ、名前を呼んでもらうというワークを、じっくりと時間をかけて、再体験しました。

名前を呼んでもらった時に、自分の身体はどういう反応をするだろう? 身体の反応をじっくりと味わってみよう、というワークだったのですが、いや~びっくりです。

本名を呼ばれただけで、びくびくしていた半年前。
できるだけ優しく、静かな声でと要求しながらも、恐怖感や抵抗感が拭えませんでした。

でも今回は、名前を呼ばれてもちっとも嫌じゃなかったのです。
かつては男性の声には父親を、女性の声には母親を思い出していたのに、今回男性の声で思い出したのは、旦那の呼びかけ。

ついつい、はーい、と応えてしまいそうな気楽さでした。

一方で女性の声には母親よりもお義母さんを思い出しました。

最初は後ろめたさと抵抗感が少し出てきました。

やっと仕事復帰できるくらいまで回復してきたのに、休日が平日に変わり、お義母さんの家事負担が増えたことに申しわけなさがあったのです。
家族との団欒の時間を持てていないことにも気が引けてます。

最初に感じたのは、軽く押し寄せる力の圧力。

けれどもじっくりと呼びかけを味わっているうちに、背骨がしっかりと通っていて、呼ばれても負担をあまり感じないことに気が付きました。

何かを求められても、
面倒くさいよ。
それがどうした。

という自分に沿った反応が出てきます。

気が付いたら力が抜けていました。

呼ばれても怖くないし、後ろめたくもなくなっていました。

半年前とここまで違うのか~!!

あの恐怖感はどこへ行っちゃったんだろう!?

両親の問題は本当に終わってしまったようです。

変化は起きるんですね…。
我ながらびっくりしました。

更に驚きだったのは、先月と同じ、

わたしはあなたの意見に賛成です。
わたしはあなたの意見に反対です。

の二種類の声かけ。

ひと月前、わたしは賛成と言われると、あなたはわたしの何を知っているというの?という反発を感じていました。
反対ですと言われると、あなたが何を感じているのかを教えてくれるのね、と嬉しくなっていました。

ところが今回は、そのどちらの声かけにも反応しない自分がいました。

暴風やそよ風が吹くように、外から寄せられる意見にも違いがあるだけ。

吹き方が変わっても、風は風。
わたしには何の影響も及ばない。

そんな風に軽く受け止めていました。

逆に、ひと月前まで、他人からの賛成や反対に、ずいぶんと影響されていた自分がいたことにも気が付きました。

誰かが賛否を述べることと、自分が自分であることには、何の関係もないはずなのに。

じっくり感じているうちに変化していく自分自身の今の反応と、時間の経過により出てきた反応が変容してしまっていることの両面から、面白いワークとなりました(^_^)

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