0歳児からの身体の記憶をリリースする④

チヨミトラウマヒーリングワークショップに参加しました。

トラウマヒーリングワークショップ
これは、そのワークショップの中で自分におきたことの記録④です。
0歳児からの身体の記憶をリリースする③ → こちら
0歳児からの身体の記憶をリリースする① → こちら


父がわたしを傷つけた


父親を思い出している時、もうわたしは赤ん坊ではありません。10代初めから終わりにかけて。たくさんの記憶。危険な記憶。
「右足をどう感じていますか」
「物体のようです。動かない・・・父のことを思い出しました」
「何が起きていますか」
チヨミがシチュエーションについて聞いてきます。

暴力以外では一度も触れられたことがないこと、毎日ののしられていたこと、母を逃がすために代わりに殴られたことなどを伝えます。
「母親を守ろうとしたのね」
ぐっと肩が内向きに固まり、腕が蒲団を押さえつけようとします。
・・・ああ、こんな風にわたしは怒りを抑えるのか、と冷静に見ているわたしもいます。

「何が起きていますか」
「あふれないように止めています」
「ただ身体のしたいようにさせてみて」

左腕を上に伸ばしてみました。右腕も上に伸ばしてみました。肩が緩んだら、腰が動かせました。腰を持ち上げて、ようやく右足が持ち上がり、叩きつけるように蒲団に落ちました。
左足の動きとは全く違う。
ねじ伏せ、すりつぶすようなそんな動き。
「言葉で表現してみて」

「死ね。死んでしまえ」

休憩をはさみながら、たくさんの衝動が抜けていきます。
10代、毎日わたしは殺意を押し殺していた。
押し殺した分だけ抜けていくものがある。

チヨミが聞きます。
「お父さんを目の前に呼べますか」
「はい」
「お父さんに向かって、どなるな、殴るな、と言ってください」
身体を動かしながら言い続けます。
「どなるな、殴るな、死んでしまえ」

たくさんの波が過ぎた後でチヨミが更に言います。
「お父さんがわたしを傷つけた、と言ってください」

急に力が抜けました。
驚いたことに、無理だ、と感じているわたしがいました。
続きます。

コメント